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有機農業の始まりは、19世紀にドイツで起こった自然食と自然衛生を探求する運動だといわれています。
その後、1940年にイギリスのアルバート・ハワード卿の著作であるAn Agricultural Testament(農業聖典)に書かれた、腐葉土を用いて土壌の生物学的均衡と肥沃度を高めようとした説は有名です。
彼は、当時のインドの食糧問題に関して、エネルギー多消費型の西欧農法でなく、インドの伝統的な耕作と牧畜を組み合わせた農法を取り入れるべきだと主張していました。現在、インドで大きな問題になっている合成化学肥料、農薬を使った農業の疲弊を先見していたと言えます。 |
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1972年「国際有機農業運動連盟」(IFOAM = Iternational Federation of Organic Agriculture
Movements)が設立されて転機を迎えます。フランスのヴェルサイユで開催されたこの連盟には、世界の約60カ国、約400団体が参加しました。その役割は、国際的な有機農業運動の情報連絡機関として活動したり、各国の有機農業に関する基準のモデルとなる国際的有機農業基準などを定めたり、国際的調整機能として動いています。 |
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アメリカのでは、1985年農業法で有機農業に関する研究や普及事業にたいする積極的取組みを義務付ける「1985年農業生産性法」(有機農業の研究促進法)が制定された。「1990年農業法」で「有機農産物に関する国定基準が制定された。 |
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「地球の温暖化」の進行による地球規模での急激な気象変動、地域的降雨量の激変、南北両極地での基本上昇による氷解・海面の上昇、砂漠化の進行などが、世界の農業を基本から考え直さねばならないことを要求しています。 |